ダブルスで相手のスマッシュが来ると、ラケットを出すだけで精いっぱいになりませんか。打ち返せても前衛に止められ、また強い球を打たれると「どこに立ち、どこへ返せばいいのだろう」と迷います。週1〜2回の練習なら、いきなり鋭いカウンターを狙う必要はありません。まずは二人で守る位置をそろえ、ラケットを体の前に用意し、返せる球を一球ずつ増やしましょう。この記事では、バドミントンのダブルスで使うスマッシュレシーブの構え、立ち位置、返球先と練習の順番を整理します。次の練習で試すことを一つ決められるようにします。
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この記事でわかること
- 最初の一球の受け方
- 二人で守る立ち位置
- 返球先の選び方
- 練習で試す順番
あなた:スマッシュを強く打ち返せないと、レシーブは失敗ですか。
バドミントン道具と上達ガイド:まずは相手コートへ返し、次の一球に備えられることを目標にしましょう。
スマッシュレシーブの基本

スマッシュレシーブの第一目標は、強い球を無理に打ち返すことではありません。シャトルを見て、届く位置で面を合わせ、相手コートへ返すことです。返球が高く浮けば再び打たれることもありますが、低く返そうとしてネットにかけてしまえばそこで終わります。速さに慣れるまでは、確実に返すことと、返したあとに構え直すことをセットで練習しましょう。一球返して次に備える意識が、守備を続ける土台になります。
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最初の一球の目標
最初からコースを細かく狙うと、ラケットが遅れがちです。まずは相手コートの広い場所へ返すことを目標にします。返球の成功を先に増やすと、次に方向を考える余裕が生まれます。
短い動きでの返球
速い球に大きな振りを合わせようとすると、打点に間に合わないことがあります。ラケットを体の前に置き、シャトルに面を合わせるところから始めてください。小さく合わせる準備が先です。
次の一球への備え
返した直後も相手の前衛や後衛は動いています。打球を見送ったまま止まらず、ラケットを戻して二人の位置を確かめましょう。返球後の構え直しまでが一回のレシーブです。
守備の立ち位置

相手が後ろから強く打てる場面では、攻撃時の前後の形をそのまま保つと、片方だけが広い範囲を守ることになります。ダブルスの守備では二人が横並びになるのが基本です。ただし、コートのど真ん中を線で二等分して一歩も動かない、という意味ではありません。相手の打つ位置や自分たちが上げた方向を見て、空きやすい場所を二人で補います。横並びを出発点にして位置を調整しましょう。
横並びの基本
相手が打つ前に、二人が左右の空間を受け持てる形に移ります。前後に重なったままでは、横へ来た球に対応しにくくなります。二人の間隔を声でも確認してください。前後の形から横並びへ切り替える考え方は、前衛の立ち位置や後衛の立ち位置ともつながります。
上げた方向への寄り
こちらがシャトルを上げた場所で、相手の打点は変わります。打つ人の位置を見ずに固定の場所へ立つと、守りたいコースが空くことがあります。相手の打点を見ながら二人で移動する意識を持ちましょう。
二人の間の確認
中央に来た球を二人とも見送る、または二人で同時に追う場面は、立ち位置だけでなく役割の確認も必要です。練習前に「中央は声を出す」と決めておきましょう。迷った球の振り返りが次の守備に役立ちます。
構えとラケット

レシーブが遅れる原因を、反射神経だけだと決めつける必要はありません。相手が打つ前に足が止まり、ラケットが体の横や下にあると、面を出すまでの動きが増えます。まずは相手を見ながら軽く膝を曲げ、左右へ動ける姿勢を作りましょう。ラケットは体の前に置きますが、高さや握りを一つに固定せず、相手の打点と来る球に合わせて調整します。打たれる前の準備を見直すことが近道です。
膝と重心の準備
体が直立したままだと、低い球へ向かう一歩が遅れます。軽く膝を曲げ、相手が打つ瞬間に動き出せるようにしましょう。低い球へ動ける姿勢を優先します。
体の前のラケット
ラケットが後ろにあると、速い球に面を出す距離が長くなります。体の前で構え、シャトルの高さに合わせて面を動かしてください。大きく振りかぶらない準備を意識しましょう。
握りの切り替え
体の近くやバック側に来る球もあるため、いつも同じ面だけで待つと窮屈になります。握りを固めすぎず、球の方向に合わせて面を作る練習をします。届く面を早く用意することが大切です。
返球先の選び方

スマッシュを返せるようになったら、次は「相手が続けて打ちやすい場所か」を見ます。相手前衛の正面へゆっくりした球を返すと、触られやすくなります。一方で、低く返すことだけを狙ってネットにかけては得点につながりません。相手の位置と自分の打点に応じて、まず安全に返す球、前衛を避ける球、空いた場所へ低く返す球を使い分けましょう。返せる範囲で相手のいない場所を見るのが基本です。
まずは相手コートへ
打点が低く、無理に低い返球を狙うとネットにかかるなら、相手コートへ返すことを優先します。ただし、高く甘い球は再び攻められやすいため、返した直後に守備の形を整えましょう。状況に合う安全な返球を選びます。
前衛を避ける短い返球
前が空いていて、ネットを越す余裕がある球なら、短く落とす返球も選択肢です。ただし相手前衛が待っている場所へ返せば、すぐ押し込まれることがあります。相手前衛の位置を先に確認しましょう。
空いた場所への低い返球
ラケット面を合わせる余裕があるときは、二人の間や空いた側へ低く返す方法もあります。速く打ち返すことより、相手が取りにくい場所へ送ることを考えてください。守備から攻撃へ移るきっかけになる場合があります。
練習の進め方

いきなり全力のスマッシュを何本も受けると、何ができて何が難しいのか分かりにくくなります。まずは打つ人に速度を抑えてもらい、返す人は一球を相手コートへ入れることに集中してください。慣れてきたら左右のコースを混ぜ、最後にペアと守る範囲を確かめます。一度に構え、返球先、立ち位置を全部直そうとせず、その日のテーマを一つに絞りましょう。成功した形を繰り返す順番が続けやすさにつながります。
ゆっくりした一球
打つ人に無理のない強さで同じ方向へ送ってもらい、受ける人は面を合わせて返します。返球後にラケットを戻せたかも確認しましょう。一球を返す動作の反復から始めます。
左右への打ち分け
同じ方向に慣れたら、左右へ球を分けてもらいます。取れなかった球は速さだけでなく、構えた位置や最初の一歩を振り返ってください。届かなかった理由の確認が次の練習を決めます。
ペアでの確認
最後は二人で横並びになり、中央の球で声を出す練習をします。どちらが取るかを毎回決めつけず、立ち位置と打球の方向を見て話し合いましょう。二人で守る感覚をそろえていきます。
よくある質問

スマッシュレシーブには「立つ場所を一つに決めてよいのか」「体に来た球はどうするのか」など、練習中に迷いやすい点があります。答えは球の速さや高さ、相手前衛の位置でも変わるため、どんな場面にも通用する一つの返し方はありません。ここでは社会人サークルで確認しやすい判断の順番をまとめます。うまくいかなかった一球を思い出しながら読み、次に試す動きを一つ選んでください。迷いを具体的な練習課題に変えることが目的です。
速いスマッシュへの対応
まず相手が打つ前の構えとラケットの位置を確認してください。速さに慣れる練習では、打つ人に強さを抑えてもらい、面を合わせる成功を増やします。準備を早くして少しずつ速度を上げる方法を試しましょう。
体に来た球への対応
体の近くでは大きく振る空間がありません。ラケットを体の前に用意し、使える面を小さく出して返します。バック側の面を使う場面もありますが、握りを固定するより球に合わせることが重要です。体の近くで面を作る練習をしましょう。
バック側の返球
バック側だけ空振りするなら、ラケットが体の横に下がっていないか見直してください。相手にゆっくり球を出してもらい、届く打点と面の向きを探します。速さより面の向きを先にそろえましょう。
二人の間の球
中央への球をどちらも見送るなら、打たれる前の間隔と声かけを振り返ります。すべてを一人が取ると決めず、相手の打つ位置に応じて二人で確認してください。中央こそ早い声かけが助けになります。
上げる返球の使いどころ
低く返す余裕がないときは、相手コートの奥へ高く返す選択もあります。ただし、次のスマッシュを受ける可能性があるため、返したら二人で守備の位置を整えてください。返球後まで見通して選ぶことが大切です。
まとめ

ダブルスのスマッシュレシーブは、鋭い一球で決めることだけが目的ではありません。二人が横並びで守り、体の前でラケットを準備し、返せる球を一球ずつ増やすことが出発点です。慣れたら相手前衛の位置を見て、返球先を選びましょう。次の練習では一つだけ試すと決めると、できたかどうかを振り返りやすくなります。
次の練習で確認すること
- 二人の横並び
- 体の前のラケット
- 一球返した後の構え
- 相手前衛の位置
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まずはペアに「今日は構え直しを意識する」と伝え、ゆっくりした一球から試してください。立ち位置に迷ったら、ダブルスの基本的な立ち位置もあわせて確認しましょう。次回は返せた一球と迷った一球を振り返り、練習する点を一つ決めてみてください。
参考資料:BWF Coach Education Coaches’ Manual Level 1、BWF Shuttle Time Teachers’ Manual。


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